連日の報道に微妙な変化があります。
被災者に直接マイクを向ける無粋なものから比較的希望の光が見える報道に変化してきました。
原子炉への放水開始
ライフラインの復旧作業
物流の再開
それにあわせ、やっとプロレベルから一般レベルでのボランティア派遣が始まる模様です。当然地域は限定されますが。
一般レベル、とはいえ、アウトドアを職業としていたり、救助活動の経験がある人に、です。
私たちグッドスポーツにはそういったスタッフが在籍しており、ボランティア参加のへの強い意思があるものがいます。
では、それ以外(ほとんどの人)は今後どのようにすれば被災地の役にたつのでしょうか。
これは既にいろんなところで上がっていますね。
まず節電。北海道は災害翌々日、13日の午前中に青函トンネル埋設ケーブル限界値の60万Kワットの電力を送電しています。冬場の最大需要期を過ぎた現在、特に道民が節電しなくても、この送電は行えるそうです。しかし、みんなが我慢することで火力発電等の1次エネルギーの消費を下げ、送電の長期化を受け止めることができます。
そして募金。さらに言うならこの国を実質的にささえているのは経済活動です。これをとめてはいけません。しっかりと働き。稼ぎ、税金を納め、実質的な復興を目指すことです。直接的援助ではありませんが、これも復興が長期に渡る事を見越して、です。
こうやってしまうと、「普段と変わらぬ生活をしろ」ってことになるのですが、その通りです。それが重要なのです。これを口実に逃げてはいけません。助けたい、ってのは当然です。でも、やることはいっぱいあるんです。直接的手段、間接的手段なんて関係ないんです。
だって、世界中の人たちが、戦争している国の人たちでさえ、先日震災にあっている人たちでさえ、この日本に手を差し伸べてくれているんです。
すこしぐらい寒くても我慢しよう。ちょっと暗いぐらい平気です。私はそういった中で育ってきました。私が生まれたころはいわゆる「オイルショック」時代で、その頃に流行語大賞があればきっと「省エネ」って言葉が選ばれてたでしょうね。
今と同じことがたくさん起こってました。とくにトイレットペーパーの買占め。全く意味がわかりませんが。
エコ、なんて格好のいい言葉じゃなく。
正しく。貧しく。潔く。
この災害で、日本人に埋もれていた助け合う気持ちがはっきりと浮かび上がってきました。
私たちはこの気持ちを忘れていた訳では無かったのですね。今はっきりとそう思います。
だから今の気持ちを決して忘れてはいけません。被災地が完全に立ち直るまで、きっと何年もかかります。
一度贅沢するとなかなか元に戻せなくなりますが、人を思い、周りを見つめる生活を自らに課すことが出来るのであれば、節約することは援助につながり、助け合うことになるのだ、と。
と、自分に言い聞かせ。書くことで、自分への覚悟を。
ジョージでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿